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- BMW F10 エアコン異臭対策 エバポレータ洗浄について
当店のブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。
ここでは、当店のテスト車両であるBMW F10(ActiveHybrid 5)に関する様々な小ネタをご紹介させて頂きます。その中で少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。
今回はエアコン異臭対策 〜 エバポレータ洗浄についてお話します。
当店のF10は、何がきっかけなのかわかりませんが、1年ほど前からエンジン始動直後にエアコン吹き出し口から何とも言えない異臭が漂うようになってしまいました。どんな臭いか表現しづらいのですが、一言でいうと脇汗の臭い・・・。とても普段の使用に耐えられない異臭が発生します。
いろいろ調べてみると、F10に限らずBMWの車両はこの異臭騒ぎが結構頻発するそうで、同じような状況に困っているユーザーさんが沢山いることがわかりました。みなさんご苦労されているみたいですね。そりゃそうですよ。BMWといえば世間一般からみればいわゆる高級車。にもかかわらず、せっかくの高級車が乗ったとたんに脇汗の臭いで充満するなんて、とても耐えられません。
また、困っている方が多いせいか、この異臭を洗浄する専門業者さんもいらっしゃって、かなり効果があるようです。ただ、専門業者さんに依頼すると数万円の出費を覚悟しなければならず、ビンボーなコーディングマニアの私にとってはかなりハードルが高いと言わざるをえません。なので今回は、これをDIYで解決しよう!ということで、いろいろトライしたことをまとめてみました。
必要なモノは近所のホームセンターで全てそろいます! 総予算はわずか1,300円! ぜひみなさんのお役に立てると信じております;。;
1.買い出し(近所のホームセンターで購入したものです)
(1)エアコン洗浄スプレー 2本で680円くらい
(2)透明ABS丸パイプ
左から、
・外径6mm、内径4mm、長さ1m 1本(120円くらい)
・外径5mm、内径3mm、長さ1m 1本(110円くらい)
・外径4mm、内径2mm、長さ1m 1本(110円くらい)
の順です。もっとも、今回の施工では真ん中の外径5mmは使用しませんでしたが・・・詳細は後ほど。
(3)ビニールホース(内径6mm) 50cm(200円くらい)
ホースクリップ 2個で180円くらい
以上が材料です。
2.準備
BMWのエバポレーターはエアコンフィルタユニットの奥の方にあるので、もし分解洗浄しようとすると、ダッシュボードをすべて取り外さなければなりません。とてもそんなことはできないので、今回は(というか今後も)助手席足元にあるエアコンフィルターユニットからパイプを差し込んで洗浄していきます。
そのために、まずはエアコン洗浄スプレーに延長ノズルを取り付けましょう。出来上がりはこんな感じです。
先ほど購入したビニールホースをスプレーノズルに差し込んで、短く切った外径6mmのABSパイプを差し込みます。ホースの内径も6mmなのですが、ちょっとゆるいのでホースクリップで抜けないように固定します。そしてその先に、外径4mmのABSパイプを差し込みます。
細いパイプの全長は80cmくらい。結構長いですね。
既にお気づきかもしれませんが、長いパイプの先は、こんな感じで90度曲げています。これ重要!
あと、材料ではありませんが、Amazonでこんなものも購入しました。内視鏡です。お値段は2,000円前後のもので十分です。これがないと、見えないところでどこに洗浄液を射出しているのか、さっぱりわかりませんので。
3.作業開始
まずは助手席足元の天井パネルを外します。天井パネルを外す前に、センターコンソールの左サイドパネルと、発煙筒ホルダーも外しておきましょう。天井パネルはトルクスねじ2本で固定されています。天井パネルを外すと、こんな感じでエアコンフィルターボックスが見えます。
エアコンフィルターボックスのフタは、トルクスねじ4本で止まっているので、外します。
フタを外すと、こんな感じにエアフィルターが刺さっているので、2つとも一旦取り外します。
ここで確認できるとおり、エアコンフィルターボックスのフタはドレンチューブでつながっています。これはエバポレーターの結露や外気取入れ口から侵入した水分を社外に排出するためのものですが、エアコン洗浄スプレーを吹きかけると、このドレンチューブから洗浄液が大量に流れ出ることが(やってみて初めて)わかりました。なので、皆さんが洗浄するときは、一旦フタをドレンチューブから外して、代わりにペットボトルやビニール袋をくくりつけて、洗浄液が流れ出てきても車内が汚れないようにして下さい。ちなみに、洗浄液はスプレー2缶分で約500ccほど流れ出てきました。
そして、奥のほうのフィルターが入っていたスペースに、内視鏡を突っ込んで、エバポレーターを確認します。ここはなかなかわかりにくいので、まずは動画を見てください。フィルターボックスの奥の方に既に内視鏡が差し込まれているのがわかると思います。
この画像の中央あたりにエバポレーターが確認できます。奥側のフィルター穴から差し込むのがポイントです。
縦15センチ、横30センチくらいの大きさですかね〜
洗浄ノズルを突っ込む場所が確認できたら、内視鏡はそのまま固定して洗浄ノズルを突っ込み、洗浄液を噴射します。コツとしては、ノズルパイプをくるくる回転させてできるだけ広範囲に噴射させるようにすることです。内視鏡で撮影した様子を動画にしましたのでご覧ください。
洗浄中のカットです。内視鏡を横にしたのでわかりにくいですが、画面の左が実際には下です。洗浄液がしたたり落ちる方向で確認できると思います。今回は洗浄スプレーを2本買いましたので、2本ともすべて使いました。かなり念入りに洗浄できたと思います。
さていかがでしたでしょうか?
洗浄から1か月ほど経過しましたが、以前の悪臭がウソのように消えて超快適です!
(洗浄の後はよく乾燥させてくださいね)
専門業者に依頼すると数万円の作業がわずか1,300円でできるなんてスゴイですよね。ぜひ皆様もチャレンジしてみてください。
ではまた!
エアコンフィルターボックスのフタは、トルクスねじ4本で止まっているので、外します。
フタを外すと、こんな感じにエアフィルターが刺さっているので、2つとも一旦取り外します。
ここで確認できるとおり、エアコンフィルターボックスのフタはドレンチューブでつながっています。これはエバポレーターの結露や外気取入れ口から侵入した水分を社外に排出するためのものですが、エアコン洗浄スプレーを吹きかけると、このドレンチューブから洗浄液が大量に流れ出ることが(やってみて初めて)わかりました。なので、皆さんが洗浄するときは、一旦フタをドレンチューブから外して、代わりにペットボトルやビニール袋をくくりつけて、洗浄液が流れ出てきても車内が汚れないようにして下さい。ちなみに、洗浄液はスプレー2缶分で約500ccほど流れ出てきました。
そして、奥のほうのフィルターが入っていたスペースに、内視鏡を突っ込んで、エバポレーターを確認します。ここはなかなかわかりにくいので、まずは動画を見てください。フィルターボックスの奥の方に既に内視鏡が差し込まれているのがわかると思います。
この画像の中央あたりにエバポレーターが確認できます。奥側のフィルター穴から差し込むのがポイントです。
縦15センチ、横30センチくらいの大きさですかね〜
洗浄ノズルを突っ込む場所が確認できたら、内視鏡はそのまま固定して洗浄ノズルを突っ込み、洗浄液を噴射します。コツとしては、ノズルパイプをくるくる回転させてできるだけ広範囲に噴射させるようにすることです。内視鏡で撮影した様子を動画にしましたのでご覧ください。
洗浄中のカットです。内視鏡を横にしたのでわかりにくいですが、画面の左が実際には下です。洗浄液がしたたり落ちる方向で確認できると思います。今回は洗浄スプレーを2本買いましたので、2本ともすべて使いました。かなり念入りに洗浄できたと思います。
さていかがでしたでしょうか?
洗浄から1か月ほど経過しましたが、以前の悪臭がウソのように消えて超快適です!
(洗浄の後はよく乾燥させてくださいね)
専門業者に依頼すると数万円の作業がわずか1,300円でできるなんてスゴイですよね。ぜひ皆様もチャレンジしてみてください。
ではまた!