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スマートフォンでコーディングする場合、使用するアダプタは iCarPro、UniCarScan、vLinkerBM+ の3つから選択することができます。
基本的な機能に違いはありませんが、最新のBMW Gシリーズ(トヨタスープラ、F40,F44,F80を含む)をコーディングする場合はUniCarScanまたはvLinkerBM+をご使用になることをお勧め致します。
最新のBMW Gシリーズに採用されているメインのECU(ボディドメインコントローラー)はデータ量が多く、データの読み書きに特殊なプロトコルを使用するため、比較的安価なiCarProやVeePeakアダプタでは通信することができず、一部のメニューについてコーディングを実施することができません。したがって、BMW Gシリーズでこのような制限なくコーディングを実施したい場合は、アダプタとしてUniCarScanまたはvLinkerBM+をご利用頂くことをお勧め致します。
UniCarScanとvLinkerBM+の違いについて
いずれのアダプタも、最新Gシリーズの車両に対応している点では同じですが、vLinkerBM+はこれまでのコーディング用アダプタのノウハウを結集しBimmerCodeアプリ専用アダプタとして新規に開発したアダプタですので、UniCarScanと比較して通信速度を約1.3倍まで高速化するとともに安定した通信品質を確保したにもかかわらず、よりリーズナブルな価格でご提供することが可能となりました。
例えば、BMWを構成するECUの中で最もデータ量が多いボディドメインコントローラーについて、車両への接続からコーディング書き込み完了までの合計時間は、UniCarScanが295秒(約5分)かかるのに対して、vLinkerBM+は209秒(約3分)と約1.5倍のスピードアップを実現しているにもかかわらず、価格はUniCarScanよりも安い7,980円となっています。
さらにアダプタの通信速度を分解すると、特にボディドメインコントローラー読込時間はUniCarScanが193秒(約3分)かかるのに対して、vLinkerBM+は128秒(約2分)と、約1.5倍のスピードアップが図られており、コーディングにおいて最も頻繁に使用するECUデータ読込において驚異的な速度性能を発揮していることがわかります。
また、vLinkerBM+は、アダプタの形状をBMWの車両にあわせた専用設計のスリムタイプとし、OBDコネクタ部との凹凸を無くすことによって、全てのBMW/MINIの車両において安定した接続とスムーズな抜き差しを実現しています。一方、UniCarScanアダプタはBMWだけでなく全てのメーカーに適合する汎用設計となっているため、本体の厚みがOBDコネクタよりも大きく、車両の内装カバーに干渉しコネクタの接触が不安定になったり、アダプタが内装カバーの奥に入り込んで取り外すことができなくなってしまいます。特に接触不良は致命的です。コーディング書き込み中に接触不良が生じると、最悪の場合、車両に回復不能なダメージを与えてしまう可能性があります。大切なお車から少しでもダメージ・リスクを取り除くために、これからは高品質・高性能なvLinkerBM+をご利用頂くことをおすすめ致します。
一方、BMW Gシリーズをコーディングしない場合は、UniCarScanの半値ほどで購入可能なiCarProをお勧め致します。
iCarProアダプタは、もともとBimmerCodeアプリの唯一の推奨アダプタとして販
それに対して当店が販売するiCarProは、
また、万が一初期不良や使用中の故障が発生した場合でも、
実際、BimmerCodeアプリのアダプタ選択画面を見ると、iCarProは選択可能になっています。もしiCarProを一律に使用不可とするならば、このアダプタ選択画面からもiCarProを削除すべきです。そうしないのは、オークションなどで販売されているiCarProの中には低品質の粗悪なコピー品があり、そのような粗悪品を手にしたユーザーが損失を被ることがないよう、やむなくiCarProを推奨しないとしているからです。従って、iCarProをご購入頂く場合は、当店のように製造元のVgate社から直接仕入れている販売店から購入するようにしてください。
一方、VeePeakアダプタについては、価格が高い割に最新のGシリーズに対応していないことや、通信速度がiCarProと同等であることから、当店ではおすすめしておりません。VeePeakアダプタを選ぶくらいなら、同等の機能・性能を有するiCarProアダプタか、もしくは、大切なお車のために、多少高くてもより高性能なvLinkerBM+をご購入されることをおすすめいたします。
iCarPro、VeePeak、UniCarScanのデータ転送速度計測
iCarProとVeePeakのデータ転送速度を計測しました。測定は、アプリを起動して接続ボタンを押してから、ヘッドユニットのコーディングデータを読み込むところまでです。テスト車両は2014年式5シリーズ(F10)、使用したスマートフォンはiPhone XS Maxです。
結果はこちら。
iCarPro 1分55秒12
VeePeak 1分55秒26
UniCarScan 1分47秒35
iCarProとVeePeakはともにGシリーズには対応しておらず、若干iCarProのほうが高速ですが、性能的にもほぼ互角です。このことからも、積極的にVeePeakアダプタを購入するメリットは少ないと考えています。
アダプタ購入ショップ一覧はこちらです。
当店オリジナルのエキスパートモード・マニュアル等をご希望の場合は、本サイトのリンクからアダプタをご購入下さい。BimmerCodeアプリ内のリンクから購入した場合は、各種マニュアルの特典対象外となります。